hadamedaの日記

ただのぼやきです。

読書で感じたこと その② (3月31日)

最近、この本も読みました。

 

「この先には、何がある?」

群ようこ 著      幻冬舎文庫

 

本書のなかで、著者が、母親や弟に実家のローンを無理矢理に払わされていることに対しての思いがあるのですが、これが凄いと思いました。

 

それが、これ。

 

銀行口座から毎月、平均的サラリーマンの月給以上の金額が引き落とされてはいるが、最初は私にとってはとても苦痛な金額だったが、開き直るとただの数字の羅列でしかなかった。支払い専用の通帳の残金が少なくなっていたら、補填するだけである。当然のことながら支払えばそれだけ残金が減るので、百八十回払いのローンが一回ずつ減るのが楽しみになった。

 

開き直って、苦痛なローンの金額が数字の羅列になり、ローンが減るのが楽しみになったという心境は、何かの境地にたどり着いてる感があって、凄いなあと思いました。

 

なんか人間としての器の大きさを感じました。

 

ではこれにて。

読書で感じたこと(3月31日) その①

最近、この本を読みました。

 

 

「マンガでやさしくわかるアドラー心理学

岩井俊憲 著

日本能率協会マネジメントセンター

 

何かメンタルに問題があるときは、過去や原因を探るのではなく、そんなことは無視して、未来志向で、先の目標に対して行動した方がいいといったようなことが書いてありました。

 

自分は、若い頃、過去や原因に囚われて、全く前に進めず、時間を無駄にしてきたので、なるほどなあと感じました。

 

でも若い頃にこんなこと言われてても聞く耳もたなかったな。

 

これからは残りの時間を未来志向で、やっていこうと思いました。

 

ではこの辺で。

読書で気になった言葉(1月21日)

これ読みました。

 

 

『しっぽちゃん』  群ようこ著   角川書店

 

この中のこの言葉好きですね。

 

虫に夢中になる子供をよく思わない母に対して父のいったこの一言。

 

「 将来 立派な学者になるかもしれないじゃないか。」

「世の中に役に立たないことを、一生かけてやるから いいんじゃないか。」

 

役に立たないことを懸命にやるって、年を取ると忘れがちですが、こういうのいいと思いました。

今週の読書 (12月16日)

『神・時間術』
樺沢紫苑著    大和書房


本書によれば、

脳のゴールデンタイムは、起床後の2、3時間。

だそうです。

朝、このゴールデンタイムを通勤の電車の中や会社近くのカフェで、読書や勉強に活かすべきとありました。

でもこのゴールデンタイムを作るには、充分な睡眠と朝の散歩が前提となります。

まあ、朝の散歩は自宅から駅までの徒歩で済ませることとして。

自分も朝の通勤電車で、読書をしていてその時だけ集中できたので、知らないうちにこのゴールデンタイムを使っていたのでしょう。

でも毎朝カフェとなるとお財布が厳しいな…

読書や勉強を短時間で効率よくできないものかと考えてる方は、このゴールデンタイムを活かしてみてはいかがでしょうか?

今週の読書(12月17日)

今回はこの本を読みました。

『ブレインメンタル強化大全』
樺沢紫苑著   サンクチュアリ出版

 

本書はタイトルの通り、脳やメンタルについていろいろと書いてありました。

 

一番気になったのは、これです。

 

朝の散歩についての効用。

こうあります。

「朝、太陽の光を浴びながら散歩すると、セロトニンが活性化します。」

セロトニンとは、心の安定のもととなる脳内で分泌する幸福物質とのことです。

ただし、これにも条件があって、7時間以上の睡眠をとった上での話なのですが。

何はともあれ、充分な睡眠が大前提とのこと。

あと散歩は朝起きて、30分以内にするのが望ましいようです。

私も試したところ、朝散歩は確かに効果がありました。

日中調子がよく、夜はすぐに眠くなりました。

まあ、暗い夜に充分に睡眠をとって、日が上ったら活動する。

人は、これが当たり前のパターンなのでしょうがね。

でも現代は便利になりすぎて、夜も昼も関係なくなってしまっているのでしょうが…

便利もいいけど、アナログな生き方を取り入れて、もう少し、体に負担なく生きたいものだなと思いました。

今週の読書 (12月2日)

今週はこの本です。

『作家ソノミの 甘くない生活』
群ようこ著   毎日新聞社

作家本人の経験を交えつつも、フィクション仕立てのお話のようです。

本作のなかで、
長年営んできた金物屋を畳んで、地方から遊びにきた叔母の話があります。3、4日の間、東京のソノミの家で滞在し、ソノミの家の掃除や少しの外出をしただけで帰っていきました。

叔母は、このことをソノミに対して、いい思い出になったと言っていました。

ソノミはそれに対してどのように感じたかが書かれた一説があります。

 

世界一周したわけでも 豪勢な買い物をしたわけでもないが、 これが叔母にとっていい思い出になったというのならありがたい。

 

私は、この部分を読んで、人間は同じことがあってもそれをどう感じるかで、幸、不幸が決まるのかなと思いました。


この叔母の話はほんのわずかな部分で、いろいろな人物やお話がでてきて面白かったのですが、今回はこのわずかな部分がとても自分には引っ掛かりました。

これからの残りの人生でどれたけいい思い出が残せるだろうか?

 

なんて思ったモラトリアムおじさんでした~

ではまた。

今週の読書(11月25日)

今回はこの本を読みました。

 

都立桃耳高校     
~放課後ハードロック!篇~』
群ようこ著   新潮文庫

 

読んでいると著者の他のエッセイなどからして著者の高校時代のことをベースに本作が書かれているように思われます。

 

とにかく、ゆるい感じの高校生活が描かれて、自分もこんな学校生活がよかったなあと思いました。

 

自分の場合は、神経質なくらいに悩み苦しんでただけの暗黒の時代だったので。

 

それだけでなく、主人公の女子高生は、
「何があっても人生こんなもんだ。」と
いうような、この若さで人生を達観しているその姿が素敵でした。

 

高校生活が普通におくれたら、今の人生の心持ちもかなり楽になったんだろうなと思うオジサンでした。

ではまた。