最近、この本も読みました。
「この先には、何がある?」
本書のなかで、著者が、母親や弟に実家のローンを無理矢理に払わされていることに対しての思いがあるのですが、これが凄いと思いました。
それが、これ。
銀行口座から毎月、平均的サラリーマンの月給以上の金額が引き落とされてはいるが、最初は私にとってはとても苦痛な金額だったが、開き直るとただの数字の羅列でしかなかった。支払い専用の通帳の残金が少なくなっていたら、補填するだけである。当然のことながら支払えばそれだけ残金が減るので、百八十回払いのローンが一回ずつ減るのが楽しみになった。
開き直って、苦痛なローンの金額が数字の羅列になり、ローンが減るのが楽しみになったという心境は、何かの境地にたどり着いてる感があって、凄いなあと思いました。
なんか人間としての器の大きさを感じました。
ではこれにて。